Monday, March 21, 2011

福島原発の真実- UC Berkeley勉強会でのノート

錯綜する情報。メディアの言う事はどれもバラバラでどの情報が本当でどれが嘘か分からないこんな状態。みんなが最悪のシナリオは何かと考えていると思う。

日本で今後に不安を抱える家族や友人がいるし、自分自身も早く真相を知りたい。そう思って、今日、自分の学校であった福島原発の真実を知るための 勉強会に参加してきました。そこで学んだ事をみんなと共有出来たらと思ったので簡単にまとめます。みんなに不安を取り除いてもらいたい。


情報を信頼出来るというために、まず、僕がいま通っているカリフォルニア大学バークレー校は原子力工学に関しては世界で一番の研究機関で、文字通り、原子力の分野では世界ランクでトップの大学。
今まで日本の友人には正直に言いたくなかった現実だけれど、実はマンハッタン計画、つまり戦時中の広島や長崎に投下されたあの原子爆弾は僕の今 通っている大学の教授達が中心になって開発された。ノーベル物理学賞受賞者も過去にバークレーから13人輩出。物理分野、特に原子力エネルギー分野に関し ても第一人者が集まっているし、世界中から原子力に関する分野の頭脳が集まっている。原発の開発とか研究に大きく携わっているからある意味では今回の事件 の原因であるのかもしれないけど、最も信頼できるリソースであることは確かだと思う。この情報を読んでもらってみんなの不安を取り除いてもらいたいと思っ ているし、100%信じてもらっても良いと言えるくらい信頼できるものだと思う。不安に思っている人にも伝えてください。




その勉強会ではバークレーの原子力工学の安教授、またバークレー滞在中の東京大学原子力工学科の長崎教授を迎えて、原発の現状について話してくださった。

これを読んでくれようとしている人たちは興味を持ってニュースを読んで、それなりの知識をもっていると思うので細かい用語の説明を省きます。

結論から言うと、日本時間の3月20日現在の状態を見る限り、幸いなことに福島原発での事故は今後収束に向かうということだった。そして海外に避難するといった心配は全く必要ないそう。

確かに原発事故としては最悪のレベルだけど、チェルノブイリに匹敵するレベルでは全く無いとも言っていた。アメリカ、スリーマイル島での事故を少し超えたくらいのレベルくらいらしい。

また、このまま収まれば、福島県外ではまず放射線による健康に支障がでるレベルではないと言っていた。(あとで述べる食物連鎖による体内被曝の可能性を除いて)

気になるのが、アメリカやその他の国の出している50マイル(約80キロ)圏内避難勧告だと思う。しかし、これらの推測はメルトダウンが起こり、 核燃料全てが漏れだした事を想定しての算出方法だそうで、現状からしてほぼ0%の確率でしか起こらない最悪のシナリオを想定しての数値らしい。
日本政府は簡単にはその地に生活が根付いた日本人達を動かせない。でも仕事に来ているアメリカ人たちはその問題がないからアメリカはそういう指示が出せる。そういうことらしい。

このメルトダウンという言葉は、メディアなどでも使われ方が異なるので間違わないようにとのこと。
通常、メルトダウンというのは原子炉の中心の燃料棒が超高熱になり、燃料を包むジルコニウム合金が溶けて燃料が漏れだし、格納容器とその下の分厚 いコンクリートの壁を突き抜けてしまった状態の事をさす。つまり、完全に燃料部分が外部に出て来てしまった状態。単なる“メルト”(溶ける)と“メルトダ ウン”(溶けて一番下の部分まで達する)は別の事らしい。現在ではメルトの可能性があるレベル。
バークレーが参考にしている数値は、バークレーで検出しているものと、提携している東京大学からのデータだそうで、情報のソースも信頼できるものです。


現在で考えられる最悪のシナリオはそれは二つの事態が重ならないと起きないそう。
一つ目はせっかく交流電源を外部から引っ張って来たけど、原子炉建屋内の電気系の故障で冷却機能の回復に更に時間を要すること。
もう一つは仮に冷却機能が回復して真水を注入しても、既に注入していた海水が蒸発したことによる塩が内部で固まっていて、熱のムラが原子炉内で出 来て、せっかく回復した冷却機能がうまく機能しないことだそう。こうなると一部だけが再度加熱して、最悪の場合ではメルトダウンが起きる。
ただ現状から考えてこの最悪の事態が起きる可能性はほぼ0%らしいのでご安心を。

それから生活に関して気になる、放射線による被曝。
これに関しては20日時点で、川崎で0.3〜0.5ミリシーベルト/年。参考として、東京からニューヨーク間のフライト一回による放射線の量が 0.2ミリシーベルト。なので、川崎に一年住んでいたら、だいたい東京ニューヨーク間のフライトを二、三回分にあたる程度。普段だったら誰もこの程度の放 射線の心配はしないはず。
土壌汚染による食物連鎖による内部被曝は、これに関してはまだもう少し時間とデータが必要らしい。でも牛乳などは危険らしいので気をつけたほうがいいとのこと。ただ、よく洗えば放射能は落ちるらしいです。
あと雨が降ったときも手などをしっかりと洗ってくださいとのこと。そうすれば防げるものらしい。



勉強会を通しての重要なところを並べるとだいたいこんな感じの内容でした。
分かりやすいレクチャーをして不安を取り除いてくださったUCBerkeley安教授、そして東京大学長崎教授には心の底から感謝しています。



ちなみに今留学生たちは各地で募金活動を頑張っています。
日本のために自分が今出来ることをする。日本にいる人と同じ気持ちで頑張っています。

この情報が少しでもみんなの不安を和らげるものになればと思っています。
停電や品薄で本当に大変だと思うけどお互いに頑張りましょう!

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